妊婦の車の運転・電車移動・自転車での注意すべきこと
妊娠中はつわりやお腹が大きくなることで、移動するときにも色々と気を付けないといけないことがでてきます。
最近では、マタニティマークも普及し、認知度も上がったことで周囲にもお腹が目立つ前から知らせることができるようになってきています。
周囲に伝えることも大切ですが、自分自身でお腹の赤ちゃんに負担のかからないように生活することも大切です。
電車移動で注意することは何?
妊娠してからの電車の移動で注意することは、妊娠初期から始まります。妊娠初期にはつわりも始まり、匂いに敏感になる人もいます。
匂いによっては吐き気を催してしまいます。また、満員電車の閉鎖された空間で気分が悪くなることもあります。匂いに対しては、マスクを着用するなど対策をとりましょう。
また、妊娠中期以降にもなると血液量も増えますが、脳への血液量は減少するといわれており、さらに貧血になると立ちくらみや眩暈の原因にもなります。
満員電車ではなくても、立っていられない事もでてきます。気分が悪くなったら途中下車することも考え、時間にはゆとりをもつようにすることが大切です。
また、満員電車を避ける方法や、座れる方法がないのか確認し、できるだけ負担が少なくなるように経路を見直すことも必要です。
急な揺れの際にもお腹が大きくなると、バランスを崩しやすいので足元は転倒しづらい靴を選ぶことも、妊娠し電車に乗る際に気をつけましょう。
バスでも同じような状況が考えられるので、通勤や移動でバスを利用されている方も、同じような対策をとるようにしましょう。
自転車に乗るときに注意することは何?
自転車が移動手段の方は、転倒に注意する必要があります。転倒による衝撃によって、切迫流産や切迫早産の危険があります。
自転車自体の運動は特に制限されていませんが、妊娠後期や臨月を迎える事にはお腹も大きくバランスがとりづらいので、転倒の危険が大きくなります。
このことからも妊娠したら自転車は移動手段として選択しないようにしていきましょう。
車の運転で注意することは何?
妊娠すると運転する際にも注意が必要になります。まず、妊娠することによってホルモンバランスが変化し、注意散漫になることがあるので、また、体のだるさや眠気が急にでることもあるため、事故につながる恐れがあります。
そのために、注意散漫になりやすいことを自覚し、眠気を感じたら休憩をとれるように時間に余裕をもって行動する必要があります。
また、シートベルトが腹部を圧迫することによる不安を抱える方もいます。マタニティ専用のシートベルト補助具も販売されていますので、そちらを利用する方法もあります。
道路交通法では妊娠期のシートベルトは必ず着用しなくてもよいとなっています(※2015.07現在)が、事故にあった時にシートベルトで命が守れることには変わりありません。
シートベルトを着用するときには、お腹を避けるように胸と腰にあてるようにしましょう。大きくなったお腹でハンドル操作の邪魔にならないように、シート位置の調整も大切になります。
後方確認も大変になるので、ミラーの調整も行っておく必要があります。もちろん長時間同じ姿勢でいることがないように、こまめに休憩をとって下さい。
妊婦の車の運転・電車移動・自転車についてまとめ
妊娠することで色々な変化が現れてきます。気分が悪くなったり、注意散漫になったりすることを前提とし体に負担を少なく、安全に注意するように移動手段を選びましょう。